4月の東京都江東区長選で初当選した木村弥生・前区長(58)=11月に辞職=の陣営が、選挙中に違法な有料ネット広告を掲載したとされる事件で、動画は4種類制作され、再生回数は計約89万回、広告費は計約35万円(税抜き)に上ることが、関係者への取材でわかった。木村氏側は会見や区議会で、再生回数や広告費を実態の4割程度に過少説明しており、東京地検特捜部は虚偽だった可能性があるとみて調べている。
江東区は今月6日、木村氏の議会答弁に「虚偽の内容が含まれる疑いがある」として、約462万円の退職手当の支給を一時差し止めると発表している。
この問題で木村氏は、8月に弁護士同席で会見を開いた。弁護士の説明によると、広告は6秒の動画で、木村氏の映像に「木村やよいに投票してください」という文字を組み合わせていた。選挙期間中に動画投稿サイト「ユーチューブ」で流され、再生回数は「37万9473回」、広告費は「14万3742円」だと説明していた。
4本の動画、それぞれ違うメッセージ
弁護士は「支援者が単独で行…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル